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このページの目的
Zend Studio および Zend Guard は、Eclipse を土台に各種機能が追加されています。
ここでは、Eclipse Standard を eclipse.org からダウンロードして日本語化する方法を記載します。
Zend Studio および Zend Guard の日本語化方法は、それぞれのインストールガイドでご案内しています。
Babel プロジェクト
eclipse.org には、言語パックを作成するための Babel というプロジェクトがあります。
この Babel プロジェクトでは、おおよそ半年間隔で言語パックがリリースされます。
最新リリースは ここで確認できます。
利用方法
2013年7月末時点で最新の Eclipse Standard 4.3 を題材にしてみます。
- Eclipse Standard をダウンロードします。このページの一覧 の中から、ご利用の OS 環境に適合するものを選択します。
ここでは、Windows 32bit 版をダウンロードしてみます。
- Eclipse downloads - mirror selection という画面が表示されます。
各種の大学などの機関や団体の URL が表示されます。
特に問題が無ければ一番上に表示されている URL で良いでしょう。
eclipse-standard-kepler-R-win32.zip がダウンロードされます。
- ダウンロードが終了したら、ファイルを解凍します。
筆者の例では C:\temp\eclipse-standard-kepler-R-win32 に解凍されました。
中に eclipse フォルダーが存在します。
- もし必要なら解凍した中身を他のフォルダーに移動します。
(移動しなくてもかまいません)
この例では C:\work フォルダーを用意しておいて、その work フォルダーの中に eclipse フォルダーを移動します。
- C:\work\eclipse の中の eclipse.ini を修正します。
(修正しなくてもかまいません)
最後のほうにある vmargs の次に verify に関する行を追加します。
起動が速くなることがあります。
- C:\work\eclipse の中の eclipse.exe を実行すると、Java VM に関するエラーダイアログが表示される場合があります。
その際は Dosgi.requiredJavaVersion の行を削除したり、Xms や Xmx の値を変更します。
筆者の例では下記のようにしました。
-vmargs
-Xverify:none
-Xms64m (初期値は 40m)
-Xmx256m (初期値は 512m)
- 起動すると select a workspace というダイアログが表示されます。
ワークスペーストして使う予定のフォルダーが表示されています。
もし日本語文字列を含んでいるようなら、日本語文字列を含まないフォルダーに変更すると良いでしょう。
特に問題が無ければ右下の OK ボタンを押します。
- 起動が完了するまでしばらく待ちます。
起動したら、メニューバーから 一番右の Help を選択します。
- Help の下にメニューが表示されます。
一番下から2つ目の Install New Software を選択します。
- もしかするとこの時点で ウイルスチェックソフトが反応するかもしれません。
Eclipse がネットワークに接続しようとしているためです。
反応した場合は接続を許可してください。
- Available Software というダイアログが表示されます。
Work With 欄に言語パックのアドレスを指定します。
- 言語パックのアドレスをブラウザで表示するとエラーのように見えますが、これは正常な動作です。
最新のアドレスは ここで確認できます。
- Pending... としばらく表示されます。
- もし数分以上たっても次に進まない場合、Proxy の設定が必要な場合があります。
- Babel language Pack の選択肢が表示されます。
一覧の右のバーをスライドして、中央からやや下よりまで移動します。
Babel Language Packs in Japanese が見つかります。
- 左側の+記号をクリックすると、Babel Language Packs in Japanese の中のツリーが展開されます。
- Babel Language Pack for eclipse in Japanese を選択して OK ボタンを押します。
- さらに他の Babel Language Pack を選択できる場合があります。
- Install Details ダイアログが表示されます。
- Review Licenses ダイアログが表示されます。ライセンスの注意書きを確認後、
右下のラジオボタンのうち、 I accept the terms of the license agreement を
選択して Finish ボタンを押します。
- Installing Software ダイアログが表示されます。しばらく待ちます。
- Security Warning ダイアログが表示されます。
- Software Updates ダイアログが表示されます。
- Eclipse が再起動して、ワークスペース・ランチャーダイアログが表示されます。
正しく日本語化されていると、このダイアログが日本語で表示されます。
- 起動が完了し、画面全体が日本語で表示されることを確認します。
利用方法の続き(任意)
以上で作業を完了してもかまいません。日本語化作業が完了すると、不要になるデータがあります。
消去する方法をここから記載します。
- メニューバーの右から2つ目の「ウィンドウ」を選択します。
- 「ウィンドウ」の下にメニューが表示されます。
一番下の「設定」を選択します。
- 「設定」ダイアログの左側のツリーから「インストール/更新」>「有効なソフトウェア・サイト」を選択します。
- いくつかのアドレスが一覧に表示されています。
このうち、Babel Language Pack Metadata Repository はもう不要です。一覧の左側のチェックをはずします。
- メニューバーから一番右の「ヘルプ」を選択します。
- 「ヘルプ」の下にメニューが表示されます。
一番下の「Eclipse について」を選択します。
- 「Eclipse について」ダイアログが表示されます。
- インストール詳細ダイアログが表示されます。
- 「以前の構成」がいくつか表示されます。
「現行のインストール内容」以外は不要です。
過去の日付の行を選択して、一番下の削除ボタンを押します。
- Shift ボタンを押しながら矢印キーを押すと複数行選択できます。
- 「構成を削除」ダイアログが表示されます。
- 「インストール詳細」ダイアログの「閉じる」ボタンを押します
- 「Eclipse SDK について」ダイアログの OK ボタンを押します
- メニューバーから一番左の「ファイル」を選択します。
- 「ファイル」の下にメニューが表示されます。
中央からやや下よりの「再開」または「終了」を選択します。
- これで不要なデータを消去できました。