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Zend Studio Ver 3.5-5.5 :: Tips
条件付ブレークポイントの設置
Zend Studioでは、ブレークポイントでデバッガを停止させる条件式を設定することが可能です。
条件式ブレークポイントを設置すると、特定の条件の場合のみブレークさせることができ、一定回数ループ後のブレークしてデバッグしたい時などに効果的です。
条件付ブレークポイントの設置方法は以下の通りです。
- デバッグウィンドウ(デフォルトで右下のウィンドウ)のブレークポイントタブから、条件付したいブレークポイントを選択します。
- 右クリックし、ポップアップメニューから条件編集をクリックします。
- 条件編集ダイアログで条件式を入力します。
条件式は、PHPの書式をそのまま使用します。
ifの括弧内に記述するように文字列は " を付け、ある値に等しい場合は == で等号を付けます。
例) $strName == "no name"
- 了解をクリックします。
BASIC認証環境でのリモートデバック
BASIC認証がかかっている環境でリモートデバックを実行するには、トンネリング機能を使用します。
- メニューバーから、ツール | トンネリング設定 と選択し、トンネリングターゲットホストおよびターゲットポート にて、リモートサーバーの情報を設定します。
- HTTP認証 で 認証情報送信 にチェックを入れ、BASIC認証用のユーザ名とパスワードを入力します。
- 接続 を押下すると、トンネリング接続によりBASIC認証環境下のサーバに接続可能になります。
※デバック接続テストが失敗しても、デバックURLやプロファイルURL、ブラウザツールバーからのリモートデバックは可能です。
CLIバージョンでのPHPスクリプトのデバック
以下の手順を実行してください。
- CLIバージョンのあるPHP環境にZend Platformをインストールし、リモートデバックが実行できる環境を構築します。
(ツール | カスタマイズ | デバックタブ からリモートデバックを設定し、デバックサーバURLのフィールドでリモートサーバのアドレスを入力します。)
※リモートサーバにローカルマシンを設定することも可能です。
※実行時に読まれる php.ini で Debug Server の設定が読み込まれていることを確認してください。
- サーバマシンの環境変数 QUERY_STRING に次の値を設定します。
start_debug=1&debug_host=<ローカルマシンのホスト名またはIP>&debug_port=<ZDEで設定されているポート番号>&debug_stop=1&no_remote=1
※ZDEで設定されているポート番号は、ツール | カスタマイズ | デバックタブ にあるデバックポート番号の値です。
- クライアントマシンのZDE上で、デバックするファイルを開きます。
- リモートサーバ上で、コマンドラインスクリプトを実行すると、ZDEでデバッグの開始を検出します。
PHPファイル全体の自動インデント
Zend Studioでは、PHPファイルの乱雑な状態になったインデント情報を自動で整形する機能があります。
カスタマイズ(ツール | カスタマイズ | エディタ)で設定したタブの値に基づいてインデントを行います。
下記の2通りの方法があります。
- メニューから、編集 | コードのインデント を選択します。
- Ctrl & Shift を押しながら F キーを押下します。