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Zend Server for IBM i:: 導入に関するFAQ と Tips
- この情報の対象は、Zend Server for IBMi の下記のバージョンです。
- Ver 5.0.1 日本語版
- Ver 5.1.0 日本語版
- 下記のバージョンは対象外です
- Ver 5.1.1 以降のすべて
- Ver 5.1.0 以前の 英語版 のすべて
XML Toolkit for IBM i は使用できますか
この記述は、XML Toolkit for IBM i に対して弊社が何らかの責任を負うことを意味するものではありません。
2013年1月現在、下記が最低条件となります
- Zend Server for IBMi は、Ver 5.0.1、Ver 5.1.0 ともに可
- Young i Professionals のサイト の XMLSERVICE i ページで入手できるファイル
- xmlservice-rpg-x.y.z.zip ファイルは Ver 1.6.7 以降を使用
- cw-tk-php-x.y.z.zip ファイルは Ver 1.2.4 以降を使用
- 導入後、/usr/local/zendsvr/share/ToolkitAPI/toolkit.ini の encoding 設定を UTF-8 に変更
Oracle データベースも利用できますか
はい、ご利用いただけます。
たとえば Ver 5.1.0 では、下記のデータベースをご利用いただけます。(ABC 順)
データベース名 | PHP のエクステンション名 | (PDO 版) |
DB2 | ibm_db2 | pdo_ibm |
MySQL | mysql. mysqli | pdo_mysql |
Oracle | oci8 | PDO_OCI |
ODBC | odbc | PDO_ODBC |
PostgreSQL | pgsql | pdo_pgsql |
SQL Server | mssql | pdo_dblib |
SQLite | SQLite, sqlite3 | pdo_sqlite |
(この表は、サポート受付範囲を示すものではございません)
導入にあたっての前提条件を教えてください。
- IBM i(i5/OS)のバージョンが、V5R4、V6R1または V7R1であること。
- コード化文字セットのシステム値、QCCSIDが5035または1399であること。
- 端末エミュレータのホストコードページが、939または1399であること。
- /usr/local ディレクトリが存在すること。
(このディレクトリに導入されます。)
- TCP/IPの開始(STRTCP)が実行されていること。
- PING コマンドに反応するかどうかで確認できます。
- TCP/IPポート10088が他の機能で使用されていないこと。
- NETSTAT *CNN コマンドで調査できます。
- 下記のライセンスプログラムが導入されていること。
- V5R4 用の 5733SC1 を V7R1 で使用できるかどうかは、IBM 様にご確認ください。
V5R4 | V6R1 | V7R1 | テキスト |
5722SS1-30 | 5761SS1-30 | 5770SS1-30 | Qshell |
5722SS1-33 | 5761SS1-33 | 5770SS1-33 | Portable App Solutions Environment |
5722DG1-*base | 5761DG1-*base | 5770DG1-*base | IBM HTTP Server for i5/OS |
5733SC1-*base | 左に同じ | 左に同じ | IBM Portable Utilities For I5/OS |
5733SC1-1 | 左に同じ | 左に同じ | OpenSSH, OpenSST, Zlib |
- IBM Fix Central を下記のテキストで検索して得られるPTF番号が適用されていること。
- インストール時にシステム日付を変更しても良いこと。
- メッセージ待ち行列 QSYSOPR や スプールへの出力が問題ないこと。
(Tips)
このほか、IBMi のネットワーク設定がすでに正しく構成されている必要もございます。
参考までに、過去のお問い合わせの中で、下記の設定を見直すことにより解決した例がございます。
- CHGHTTPA
- CCSID を 943 にしていなかった。(既定値は英語用の 819)
- CFGTCP>TCP/IP インターフェースの処理
- CFGTCP>TCP/IP ホスト・テーブル項目の処理
- IP アドレスの別名が登録されていなかった
(例 127.0.0.1 に対する LOCALHOST)
QCCSIDが5035または1399以外の場合には導入できないのですか。
下記を満たすユーザプロファイルを作成し、そのユーザでサインオンして導入します。
- ユーザクラスが *SECOFR か、または同等の特殊権限をもつこと
- CCSIDが5035か、または1399
ジョブを起動させるには後述の手順が必要です。
(5035で統一する場合の例を記述します)
- Zend Server for IBM i 導入完了後、Zend Server for IBM iのサービス管理メニューを実行。
ADDLIBLE ZENDSVR
GO ZSMENU
5番選択
- 2番のZend Server サブシステムの終了を実行
- WRKACTJOBにてZENDSVRサブシステムが終了したことを確認
- CHGUSRPRF USRPRF(ZENDADMIN) CCSID(5035)
- CFGEAC LIB(ZENDSVR) CCSID(5035)
- さらに、ZENDSVR 用の IBM HTTP Server(IHS) の構成を修正することもできます。
(ただし、DB2 関数の結果などに影響します。
開発環境にて動作をご確認のうえご利用ください)
/www/zendsvr/conf/httpd.conf に下記の記述を追加します。
DefaultFsCCSID 5035
DefaultNetCCSID 943
CGIJobCCSID 5035
- Zend Server for IBM iのサービス管理メニューにて1番のZend Serverサブシステムの開始を実行
その他の Tips
/www/zendsvr/conf/fastcgi.conf の CCSID/LANG の組み合わせ
2013/01 現在、下記の組み合わせを確認しています
CCSID | LANG |
1208 | C |
1208 | JA_JP.UTF-8 |
943 | Ja_JP.IBM-943 |
5250 画面で GO ZENDSVR/ZSMENU を実行すると表示されるメニュー、
「8. Set Zend Server Language/CCSID environment」では変更できません。
お手数ですが、WRKLNK コマンドでご変更ください
LANG 項目に対応するファイルが、/usr/lib/nls/loc 配下に必要です
OUTQ を変更したい
Zend Server for IBM i および IBM HTTP Server の出力のうち、一部の出力先を変更する例を示します。
OUTQ のオブジェクト名は任意です。
CRTOUTQ OUTQ(QGPL/ZENDOUTQ)
CHGUSRPRF USRPRF(NOGROUP) OUTQ(QGPL/ZENDOUTQ)
CHGUSRPRF USRPRF(QTMHHTTP) OUTQ(QGPL/ZENDOUTQ)
CHGUSRPRF USRPRF(ZENDADMIN) OUTQ(QGPL/ZENDOUTQ)
CHGJOBD JOB(ZENDSVR/I5_COMD) OUTQ(QGPL/ZENDOUTQ)
CHGJOBD JOB(ZENDSVR/ZSVR_JOBD) OUTQ(QGPL/ZENDOUTQ)
Zend Server for IBM i 再起動後、一部の出力先が変更されます。
phpMyAdmin の操作画面を日本語で表示するには
/usr/local/zendsvr/phpMyAdmin/lang 配下に日本語用データを格納することにより表示できます。
ただし、同梱されている phpMyAdmin の Version と互換性のあるデータに限ります。
例えば、Zend Server for IBMi 5.1.0 に同梱されている phpMyAdmin 3.2 では、
3.4 以降のデータ形式とは互換性がありません。