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Zend Platform :: FAQ

SELinuxが有効なサーバへのインストール

SELinuxが搭載されたサーバで、SELinuxが有効の場合、インストールに失敗する場合があります。
/etc/selinux/config ファイルの SELINUX の箇所を SELINUX=disabled と編集して SELinux を無効にするとインストールが完了します。

デバッグ機能を使用するには、Zend CoreとZend Platformのどちらが必要ですか。

どちらもデバッグ機能を提供するためのZend Debuggerを含んでいます。
Zend Coreは、PHP環境を構築するソフトウェアで、Webサーバ、PHP、データベースの環境を構築できます。
Zend Platformは、既にPHPが存在する環境にインストールし、PHPの高速化などパフォーマンスを向上するためのソフトウェアです。

なお、Zend Platformの機能のうち、リモートデバッグおよびプロファイル機能はライセンス無しでご利用いただけます。

デュアルコアやクアッドコアのCPUは1つとして数えられますか

恐れ入りますが、それぞれのコアがCPUの役割を果たしますので、コア1つ1つをそれぞれ1CPUと数えます。
そのためデュアルコア1つで2CPU、クアッドコア1つで4CPUと換算します。

仮想環境で必要なCPU数を教えてください

CPUコアの割り当てを仮想環境ごとに設定可能かどうかによって、2通りになります。

  • 仮想環境ごとにコア数をそれぞれ設定可能な場合。
    この場合、Zend Platform を利用される仮想環境に割り当てられたCPUコア数になります。
  • コア数を設定できない場合。
    この場合、サーバー筺体に搭載されたCPUコア数が、全ての仮想環境において適用になります

Zend Platformの評価期間が終了すると、CLI版のPHPでエラーが発生して実行できなくなりました。デバッグ機能を使用したいので、Zend Platformをアンインストールしたくないのですが、回避方法はありますか。

バージョン 2.2, 3.0

CLI版の実行の場合、処理開始毎にPHPのバイナリが実行されるので、その都度 php.ini が読み込まれるため、ライセンスエラーが発生します。
CLI版のPHPは、Webサーバで実行するPHPと別の php.ini を指定することができるため、Webサーバで動作している php.ini をコピーし、別の php.ini を使用することで回避できます。

下記が手順になります。
(コピーせず、php.ini のコメントアウトのみでも回避可能です。)

  1. php.ini をCLI版用にコピーして作成します。
    # cd /usr/local/Zend/Platform/etc
    # cp -a php.ini phpcli.ini
  2. CLI版用 php.ini を編集します。
    # vi phpcli.ini
  3. 下記のエラーを発生するモジュールをコメントアウトして保存します。
    ---- phpcli.ini file ----
    ;zend_extension_manager.platform=/usr/local/Zend/Platform/lib/Platform-3.0.1
    ;zend_extension_manager.download_server=/usr/local/Zend/Platform/lib/DownloadServer-1.0.6
    ;zend_extension_manager.jobqueue_client=/usr/local/Zend/Platform/lib/JobQueue-client-3.0.0
  4. スクリプトのphpの呼び出し箇所で、-c オプションを使用して php.ini を指定します。
    ----- sample script -----
    #!/usr/bin/php -c /usr/local/Zend/Platform/etc/phpcli.ini
    <?php
    print "hoge";
    exit();

Zend Platform :: Tips

Linux版に内蔵のMySQLの設定確認

Zend Platformの内部で使用している MySQLの設定を確認するには下記のようにします。

  • 接続します。
    cd /usr/local/Zend/Platform/MySQL
    bin/mysql --socket=var/mysql.sock
  • mysqlプロンプトが表示されます。
    mysql> 
  • コマンドを実行して設定を表示します。
    mysql> show variables;
  • mysqlプロンプトを終了します。
    mysql> quit
  • 設定ファイルも存在します。読み込みモードで表示してみます。
    cd /usr/local/Zend/Platform/MySQL
    vi -R etc/my.cnf
  • 表示結果は下記のようになります(Ver3.6.3の場合)
    [mysqld]
    sql-mode=NO_AUTO_VALUE_ON_ZERO
    innodb_flush_log_at_trx_commit=0
    innodb_buffer_pool_size=100M
    innodb_log_file_size=20M
    innodb_log_buffer_size=8M
    key_buffer_size=64M
    table_cache=256
    sort_buffer_size=4M
    read_buffer_size=1M
    bulk_insert_buffer_size=8M

設定ファイルの分離

Zend Platform をインストールした際に、各種コンポーネント用のディレクティブがphp.ini に追加されます。
(一部は新規作成された zend.ini に記載されます)

php.ini に追加されたディレクティブを移動可能かどうか記載します。

  • PHP 5.2.14 及び Zend Platform 3.6.3 Linux版の組み合わせでの状態です。
  • phpinfo で「Scan this dir for additional .ini files」として表示されるディレクトリ内の ini ファイルへの移動を scan-dir と表記します。
    このディレクトリは、PHP を --with-config-file-scan-dir オプション付きでコンパイルした場合に使用できます。
  • zend.ini への移動は可。scan-dir への移動は不可
zend_optimizer.enable_loader
zend_optimizer.obfuscation_level_support
zend_platform.version
  • scan-dir への移動は可。zend.ini への移動は不可
zend_extension
zend_gui_password
  • 移動不可。コメントアウトは可能(カッコ内はコメントアウト時の影響範囲)
zend_extension_manager.debug_server
(デバッグ機能がご利用いただけなくなります)

zend_extension_manager.monitor
(イベントモニタリング機能がご利用いただけなくなります)

zend_extension_manager.gd
(イベントモニタリング機能でのグラフ表示がご利用いただけなくなります)

zend_extension_manager.download_server
(ファイルの並列ダウンロードを行わせるための Zend Download Server 機能がご利用いただけなくなります)

zend_extension_manager.jobqueue_client
(ジョブキュー機能がご利用いただけなくなります)

zend_extension_manager.zend_cache
(各種データのキャッシュとして利用するための Zend Data Cache API がご利用いただけなくなります)
  • 移動不可。コメントアウトも不可
zend_ini_file
zend_extension_manager.mcrypt
zend_extension_manager.mysql
zend_extension_manager.optimizer
zend_extension_manager.platform

ノードを手動で登録する

Zend Platformのインストール時にノードを登録しなかった場合や、管理GUIからサーバの削除を行ったノードを再登録する場合は、register_node.sh スクリプトを実行することにより手動で登録できます。

# /usr/local/Zend/bin/register_node.sh

Please enter the password for accessing the Zend Central: (Zend Centralのパスワードを入力)

Registering your node with Zend Central...
Running test on your configuration...
Registration of Zend Platform node has completed successfully!
You must restart your Web server for the modifications to take effect!

ノードの登録後には、Webサーバの再起動が必要です。

管理GUIのパスワードを変更する

Zend Platform管理GUIのパスワードを忘れてしまったり、変更したい場合は、コマンドラインから change_zend_gui_password.sh スクリプトを実行することで、新しいパスワードを設定できます。

# /usr/local/Zend/bin/change_zend_gui_password.sh

Enter new password: (新しいパスワードを入力)
 
Confirm new password: (確認のため新しいパスワードを再入力)
 
Your password for accessing Zend GUI has been changed.
Please restart your Web server to apply changes!

Zend Studio クライアント設定の自動検出

管理するノードがなく、スタンドアロンな環境でZend Platformを使用している場合は、 Zend Platform 管理GUIから、Platform | 設定 にあるZend Studio クライアント設定の自動検出を有効にしておくことで、"パフォーマンス", "Studioサーバ", "Javaブリッジ" などのメニューを選択した際に、自動的にセントラルとなっているサーバが選択され、サーバを選択しなくても各画面にすばやく遷移することができます。


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